団体扱い・集団扱い

火災保険において、【団体扱い・集団扱い】とは何か?をテーマに解説させて頂きます。さらに、団体保険との違いも合わせて説明させて頂きます。

団体扱い・集団扱いとは

団体扱い・集団扱いとは、個人が契約し、保険料の集金を団体・集団で行うことで、保険会社にとって事務経費を節約するメリットがある仕組みのことをいいます。

例えば、損保ジャパンのサイトでは、団体扱い・集団扱いを以下の様に説明しています。

  • 【団体扱い】:団体(企業等)の従業員10名以上が加入し、かつ団体(企業等)が月々の給与から天引き(または保険料集金代行サービスを使った口座振替)により保険料を集金して保険会社(取扱代理店)に一括して支払う形態です。
  • 【集団扱い】:集団の構成員10名以上が加入し、かつ集団が月々の保険料を集金(または保険料集金代行サービスを使った口座振替)して、保険会社(取扱代理店)に一括して支払う形態です。

団体扱いの典型的な形

団体扱いの典型的な形は、企業グループの中に保険代理店が存在し、その代理店を窓口にして保険加入する場合です。

例えば株式会社JR東日本商事は、JR東日本グループ社員向けに「JR東日本グループ保険サービス」を運営し、団体扱いの火災保険等を取り扱っています。

その他に、住宅ローンに関連して、銀行が保険代理店になって、住宅ローンの貸主向けに団体扱いの火災保険を募集している形があります。

例えば、三井住友信託銀行が、三井住友海上を保険者とする「GK 住まいの保険(ローン団体扱家庭用火災保険)」を募集したりしています。

集団扱いの典型的な形

集団扱いの典型的な形としては、健康保険組合や協同組合等が組合員向けに取扱うものがあります。

例えば、東京都弁護士協同組合が、集団扱自動車保険の紹介をしていたりします。

団体保険との違いは?

団体扱い・集団扱いは、いずれも保険料が個人加入の場合よりも割引きされるのが特徴です。

保険会社としては、保険料の集金業務を団体・集団に行わせることで事務経費を節約することが出来るからです。

なお、団体扱いと同じ様で、全く違う性質を持っているのが団体保険です。

団体扱い・集団扱いは、あくまで保険料の集金を団体・集団で一括して行うだけであり、保険契約の契約者は加入する個人になります。

これに対して、団体保険の契約者は当該団体であり、加入する個人は被保険者となります。

そのため、保険料の支払い義務は団体が負担します。

※ただし、団体保険は、ほぼ人保険に限られます。

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