通知義務

保険法上の【通知義務】について解説します。

なんとなく聞いた事がある言葉ですが、損害保険においての通知義務の定義を理解しておくことは大切なので、できるだけ分かりやすく解説してみたいと思います。

そもそも通知義務って何?

通知義務とは、保険契約者などが、保険契約締結後に保険契約において通知事項とされている事項に内容の変更があった場合、これを保険会社に迅速に通知しなければならないことをいいます。

保険契約者等は、当該事項について、その旨の通知を発すれば通知義務を果たした事になります。

法的な解釈

通知義務について、保険法上は保険事故(損害)の発生の通知義務しか規定されていません。保険法14条)

保険事故が発生した場合、証拠保全の必要性などから、調査・確定の作業はできるだけ早期に行われることが望ましいのですが、事故情報については保険契約者等が把握していて、保険会社側が自ら事故の情報を入手することは期待できないことから、保険契約者に損害発生の通知義務が課されているわけです。

実務上は、上記と同様の趣旨から、一般的に保険事故の発生に伴い、「保険契約者等に損害や事故の状況についての説明義務」、「保険会社から請求のあった書類等を追加提出する義務」、「保険会社が行う損害調査への協力義務」等が付加されています。

また、「保険の対象を移動した場合」、「建物の構造又は用途を変更した場合」、「保険契約者が住所変更した場合」等についても、契約者側に通知義務が付加されています。

通知義務を忘れたり、あるいは意図的に虚偽の通知をした場合には、契約が解除されて保険金が給付されない場合もあるので、通知義務を甘く見てはいけません。

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