
このページを読み終えた時、皆さんは生命保険についてシンプルな気持ちで向き合うことが出来るでしょう。
生命保険は昔から難しいイメージを持っている人が多いと思います。たしかに保険商品によっては複雑な商品もあります。
それら全ての詳細を自分で調べたりして情報整理をするとなると、相当な時間と労力が必要になってしまいます。
ましてや生命保険の知識が無い方や、初心者の方にとってはさらに苦労してしまうと思います。そうなると、どうしても生命保険について勉強するモチベーションが上がらないのです。
勉強しないことによって、保険のセールスの人から以下の様なセールストークにうっかり流されてしまうのです。
- 「病気になったらこんなに資金が必要になりますよ」
- 「もしご主人に何かあった時にご家族が困らないような備えが必要ですよ」
- 「最近の人気商品で、多くのお客様が加入されていますよ」
条件①:一定期間の保険を選ぶ
ライフプランによって必要な保障というものは変わってきます。収入状態や家族構成でももちろん違います。
逆にいえば、収入が変わったり、家族構成が変われば保険の見直しをするのは当然の考え方で、一つの保険に一生涯入り続けるのはお勧めできません。
例えば、下記の例があります。
- 扶養家族がいないのに、数千万円規模の死亡保険に加入している
- 子供も就職して独立し、今は年金暮らしになったのに昔のような大きな保障の保険に加入したままの状態のままになっている
- 90歳近いのに、終身払いの医療保険に入っている
上記の様な例は時々見かけますが、個人的には非常に無駄な事と感じてしまうのです。逆に今まで独身だったけど、結婚して子供が生まれた場合などは今までの保険を見直すべきタイミングにある思います。
子供らが独立し、自分たちも年金をもらえるような年齢に近づいてきた時も昔の保険プランの見直しをするべきタイミングといって良いでしょう。
そんな時の為に一定期間を保障する「定期型保険」をお勧めします。一定期間の期限切れが近づいてくると更新のお知らせが届くので、保障プランはそのままで更新するのか、あるいは保障額を減らすか増やすかを考えるキッカケになると思います。
条件②:シンプルな保険を選ぶ
保険は金融商品であるので、保険商品の中には非常に複雑難解なプランもあります。金融や保険のプロならまだしも、保険のプロで無ければ基本的にシンプルな保険を選ぶ事を心がけましょう。
大手保険会社では、主契約に多くの特約を追加したパッケージ型の保険を多く販売しているのが現状です。
特約が多くなればなるほど当然保険料が高くなり、保険会社やセールスのお給料も高くなるわけです。
多くの特約が付いたパッケージ型の保険は、一見すると至れり尽くせりで安心感が有るように感じますが、その特約の中にはご自身に必要で無い特約がある事が多いです。
その特約が皆さんにとって必要な事であれば仕方ないですが、特約が多くなると本当に必要な特約と必要で無い特約がよく分からなくなってしまうのです。
冒頭で書いたシンプルな保険とは、「特約を付けずに死亡するとこれだけの保険金が出る」という様な単純なプランで良いのです。
もし必要な特約を見つけた場合、それぞれ単独で保険に加入する方が結果的にコストパフォーマンスが良いケースが多いのです。
必要な特約をそれぞれ単独加入する考え方を持っておけば、他の保険会社で自分にあった特約分で優良な商品を見つけた場合に加入できるメリットもあります。
特約が付いたパッケージ型だと、いざという時に他の保険会社が選べなくなってしまうのです。
まとめ
これから生命保険の加入を考えていたり、今の保険プランの見直しを考えている人には、ここに書いた2つの事を覚えておいてもらう事で、ご自身の選ぶべき生命保険の方向性が少しは見えたと思います。
今回の話をもう一度まとめると以下の2つになります。
- 定期型保険を選ぶ事で、更新時の見直しのチャンスを確実に確保できる
- 特約を付けずに主契約だけの商品を選び、特約は別の保険で加入するスタイルにする
上記の、たった2つの事を頭に入れるだけで、必要最低限の知識でご自身に最適な保険商品を見つけやすくなるはずです。