
不動産投資のために融資を受けたいけど、どんな職業や属性の人が銀行から評価されるのか?をテーマに解説させて頂きます。
銀行ウケする職業とは?
私の友人に、時価総額が日本トップのメガバンクに勤めている人がいるのですが、その友人に「銀行員にとって、融資審査の時に有利になる職業や属性って何か教えてよ?」と聞いた事があります。
その友人いわく、融資審査を通りやすい職業(属性)順は以下の通りだそうです。
融資が通りやすい職業(属性)ランキング
- 資産家・富裕層・地主
- 公務員
- 医師、弁護士、会計士、税理士などの士業
- 上場企業のエリートサラリーマン
- 中小企業のサラリーマン
- 自営業
銀行員の友人いわく、ランキング1位の「資産家・富裕層・地主」は基本的にお金持ちだから、取引先相手として最も貴重な存在らしいです。
2位の「公務員」は、収入の安定性という意味合いで、非常に高い評価を獲得できるとのこと。
3位の「医師、弁護士、会計士、税理士などの士業」に関しては、全ての士業だから良いのではなく、医師や弁護士、会計士等の士業の中でもステータスが高い人たちのことです。
※私の様なファイナンシャル・プランニング技士の資格程度では、全く影響しないです。
4位の「上場企業のエリートサラリーマン」とは、上場企業の中でも特に優良な企業、例えば東証一部上場企業で、誰もが知っている大企業に勤めている会社員の事です。
この様なエリート会社員は、30歳で平均年収800万円以上で、40歳になると平均で年収1000万円を超えます。
さらに勤続年数が長ければ余計に評価が高くなるでしょう。
5位の「中小企業のサラリーマン」の場合、平均年収が600万円前後の人が多いので、エリートサラリーマンよりも評価は落ちてしまいます。
しかし、中小企業だったとしても、勤続年数が長かったり、ローン残高が少なくて延滞事故歴もなければ、一定の評価は得られます。
最下位の「自営業」は、なんといっても収入の安定性や収入の保障が低いので、銀行員からは最も評価されづらい属性になってしまいます。
自営業者で年収が1000万円を稼いでいても、その年収がこれからずっと続いている保障が少ないので、長期的な視点で評価した場合、どうしても評価が低くなってしまうのです。
ただし、3年以上継続して高収入を得ている自営業者の場合は、中小企業のサラリーマンよりは評価が高くなることもあります。
逆に創業間もない自営業者の場合は、一番審査が厳しくなると思って下さい。
まとめ
銀行員が、融資審査の時に最も重視するのは、安定性です。
ランキング1位の「資産家・富裕層・地主」は、職業という枠とは少し意味が違うので、実質的に最も融資が通りやすい職業でいうと、「公務員」が最も融資が通りやすいといえるでしょう。
不動産投資ビジネスに1年でも早くチャレンジしたければ、公務員か東証一部上場企業に転職する事が最も現実的な選択といえるのかもしれませんね。
今から医師や弁護士、会計士には転職できないのですから。。