
不動産投資物件とマイホーム購入は、どちらを優先的に考えなければいけないのか?をテーマに解説させて頂きます。
不動産投資を優先すべし!
これから不動産投資ビジネスを考えている人が、もし今現在、住宅ローンを返済している最中だとすると、金融機関から新たな融資を受ける事は難しくなります。
まず、金融機関はマイホームを以下の様に評価します。
- 残債の無いマイホーム・・・・・◎
- 担保評価額>残債額・・・・・・〇
- 担保評価額≒残債額・・・・・・△
- 担保評価額<残債額・・・・・・×
不動産投資を検討中であれば、マイホームの購入額や購入時期は遅らせた方が良いと思います。
金融機関は、融資申込者が所有する不動産を全て担保評価して、総合的に判断したうえで融資の可否を判断します。
自己使用のためのマイホームであろうと、投資目的の収益物件であろうと同じように考えます。
例えば両親から相続した住宅など、残債が全く無い不動産であれば問題ありませんが、多額のローンが残っている新築戸建て住宅や分譲マンションを所有していると、不動産投資ビジネスの足を引っ張ることになるでしょう。
実は、新築戸建て住宅や分譲マンションは、担保評価額が出にくいというのも要因の一つです。
例えば、4000万円で購入した新築分譲マンションでも、金融機関の担保評価額(積算価格)は、その約50%の2000万円と判断される事も少なくありません。
差額の2000万円が債務超過という意味になるので、これを補填する金融資産や別の担保不動産を提示できないと、不動産投資のための融資はおりないと考えて下さい。
実は、不動産投資で成功している私の叔父も、当初、本業の歯科医院の設備の全面リニューアルを優先すべきか、あるいは不動産投資のための融資をお願いするか迷っていた時期がありました。
しかし、結果的に不動産投資のための融資を優先し、歯科医院の設備投資は後回しにした結果、不動産投資で得たキャッシュフローで歯科医院の設備投資が出来たのです。
大切なのは優先順位
大切な事は、キャッシュフローを創出しないマイホームを優先するのか?あるいはキャッシュフローを得る為に借金するのか?のどちらを優先するかです。
人生には、大切な選択を迫られる瞬間があります。
そんな時には、長期的な視点にたった優先順位をつける事が大切だと思います。
もし、不動産投資を真剣に考えているのであれば、マイホームの購入や好きな自動車をローンで購入する事はしばらく諦めて下さい。
不動産投資で成功し、一定のキャッシュフローを積み上げてから自分の好きな物を購入しても遅くはないのです。